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上海の陳情者千人 汚職官僚の処分を要求

2014年08月14日

【新唐人2014年8月14日】13日午後1時過ぎ、上海の陳情者およそ1000人が、中央巡視チームが進駐している党学校に集結し、上海の汚職官僚の処分を求めました。陳情者らが横断幕を掲げたところ、警察に奪われ、両者の間で小競り合いが発生しました。

 

7月29日、周永康前中央政治局常務委員の捜査が正式に発表されました。翌日、中央政府は巡視チームを上海に派遣しました。8月7日、共産党機関紙は「中央巡視チームが上海市長寧区江蘇路888号に位置する共産党学校に進駐している」と公表しました。

 

13日、上海の陳情者およそ1000人が、党学校に集結しました。一部の陳情者が、登録のために中に入りました。陳情者によると、党学校の中にいるのは各区の町内会や市政府の人たちで、本当に中央巡視チームのメンバーが中にいるのかどうかは定かではないと話します。

 

上海の陳情者 金月花さん

「約1000人が中央巡視チームに登録に行きました。彼らは名札をつけておらず、本当に巡視チームの人なのか疑わしいです。去年も来て、今年も来ましたが、我々庶民の問題は解決していません。一部官僚はかえって報復を行っています」

 

陳情者らは「汚職官僚を打倒せよ。腐敗を打倒せよ」などのスローガンを叫び、汚職官僚の処分を求めました。中央巡視チームには彼らの声が届く事を望んでいます。一部の陳情者が入り口で横断幕を広げたところ、警察が飛んで来て、横断幕を奪いました。

 

上海の陳情者 呉党英さん

「上海市政府の警備員や警察、私服警官なども我々の中に混じっていました、まるで強敵に臨むかのようです。スローガンを叫んだだけで、大型バスが何台も来て、我々を連行しようとしました。巡視チームは庶民の声を聞くべきなのに、理解できません」

 

呉さんによると、上海の陳情者のほとんどは家屋の強制立ち退きによる被害者だそうです。14日にも、数百人が中山南路1088号に集まり、問題解決を求めたところ、当局は大勢の警察を現場に派遣しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/14/a1130393.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)

 

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